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タカネイブキボウフウ展
Tokyo

2024年5月25日

[高山植物図鑑]
タカネイブキボウフウ展 esu gallery
5.25(sat) 11:00-18:00

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『 タカネイブキボウフウ展 』


高山植物図鑑 @flowerofthemountain__

MOUNTAIN COLLECTOR @mountaincollector

LAND @land_akokawamura


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5.25 sat  11:00 - 18:00

@esu_gallery

東京都目黒区祐天寺2-8-4


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昨年の夏、私たちはタカネイブキボウフウという高山植物を求めて白馬へ向かいました。


初日は栂池から白馬大池へ。道すがら何度も似た花を見かけましたが、図鑑と見比べると背丈や葉の形が少し違います。


翌日は小蓮華山を経て白馬岳へ。照りつける太陽の下、ときおり吹き抜ける風を頼りに歩きます。ついにその花を見つけたのは、白馬岳頂上宿舎から猿倉方面へ下り始めてすぐのこと。一面に広がる花畑の中で、白やピンクの丸い花が身を寄せ合うように咲いていました。近づいて観察してみると葉には深い切れ込みがあり、春菊のような、人参の葉のような形をしています。


私たちは顔を見合わせて頷きました。これこそが、タカネイブキボウフウなのでした。不思議なもので、ひとつ見つけるとまたひとつ。あちらにもこちらにも咲いています。私たちはおおいに喜び、その花が咲く全ての場所で立ち止まり写真を撮りました。


その後、最終バスをめがけて大雪渓を駆け下りるはめになったのは言うまでもありません。あんなに美しい景色を目の前にしたら、誰もが時間を忘れてしまうはずです。


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タカネイブキボウフウに想いを寄せ、白馬岳を歩いたふたりがそれぞれの世界で制作

したプロダクトを販売します。


LANDさんは、タカネイブキボウフウによく似たレースフラワーのほか、高山植物のイメージでセレクトした花を用意してくださいます。


 夏山の気配をぜひ感じにいらしてください。




私の、タカネイブキボウフウとの出会い。

2022年7月、初めて訪れた白馬。


白馬槍温泉小屋から急登を終え、稜線に出て風がとても強い。

ハードシェルを着込んで、ふと足元を見ると、

レースフラワーに似た花の群生が。

それがタカネイブキボウフウとの出会いだった。

セリ科の花は高山植物にもたくさんあり、とても似ているのだけど、

これは白やピンクがグラデーションのようにミックスして咲き誇り、

花の大きさも、葉っぱの種類もよく見るとわかりやすい。

セリ科の中でも、究極にナンバーワンで可愛い。

色の着き方、咲き方、グラデーションの色味、

中央だけピンクで、その周りを囲むように白いお花が咲いたり。

とにかく咲き方が可愛くないですか…。

この日一番写真を納めた場所。


2023s/sの高山植物図鑑ネイビーの色は、

タカネイブキボウフウの白やピンクをミックスした群生から色を拾い、

インスピレーションをしようと、心に留めていた。


翌年の2023年8月。

優香さんとタカネイブキボウフウに会いに行こう。

という名目で1泊2日も白馬旅に出かけた。

優香さんのフィルムカメラで、納めてもらうために。

ハンカチに仕立てるために。






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